二年前に都市フォント構想の骨格をつくり、歩きながら肉付けをおこなってきた。とりわけこの半年は、試作を繰り返すことで肺活量が増し、積極的に発表を行ったことで心臓が鍛えられたように思う。
金シャチフォントの展示と講演がひと通り終わったいま、ふたたび都市フォントの背景と展望について考える必要性を感じはじめている。

Isao Suzuki