9月4日(金)— 6日(日)の3日間に渡って行われる「横浜クリエイティブシティ国際会議2009」に参加してきました。

バートレット都市計画大学のピーター・ホールさんの基調講演では、現在の金融危機に端を発した経済危機で低所得層が一番打撃を受けているといったことに言及し、欧米や東アジアにおける都市の傾向をデータをもとに解説を行いました。

続く、第二部はコーディネータに加藤種男さん、パネリストにピーター・ホールさん、モンテ・カセムさん(立命館アジア太平洋大学長)、青木保さん(前文化庁長官)、伊東豊雄さん(建築家)、野田由美子さん(横浜市副市長)を迎え、約2時間に渡るパネルディスカッションを行いました。一人15分くらいのプレゼンテーションを行った後、パネリスト全員が意見交換。各パネリストが横浜に置き換えて意見を交わしているのが印象的でした。意見交換の最中に出された横浜の景観問題と文化芸術系の大学がないという2つの課題に関して、横浜の取り組みを加藤種男さんがまとめてパネルディスカッションは終了。すでに終了時刻を15分オーバーしていましたが、まだまだ議論はつきないように感じました。

まだ1日目ですが、都市フォント構想にも通ずるであろうキーワードが頻出し、都市におけるフォントについて考えが深まる3日間になりそうです。

Hideyo Ryoken